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2011.4.7 近況   

 今朝、岩手の生徒さんからお電話をいただきました。嬉しく安心感で、このような時期にわざわざお電話いただき、その方の思いやりに感謝するばかりでした。
 ずっとメールしたり電話をしていましたがご連絡つかず、その方の名簿ファイルのページを毎日事務所のテーブルに開いていました。お家は全壊し避難され、その後手術もされ入院中で、明日退院で息子さんの家へ移るとのことでした。
 私の生徒さんといっても、地域で多くのかたの面倒を見られ、お世話をされ、カウンセラーとしても女性としても大先輩の尊敬する方です。
 ご自分が勇気付け励まして来られた近所の皆さんが、この状況でも元気に立ち上がっていることへの尊敬を語られました。
 ご一緒にカラー心理カウンセリングを学んだことが、人を励ますきっかけの力となったこと、今回の入院中、何も残っていなかったのに、12枚のカラーカードが不思議にも入ってて、ベッドの上で毎日選んで元気を貰ったと言われました。
 今後、落ち着かれて、お家も決まったら、お手伝いすることがあればありがたく思っていることをお伝えしました。長電話が申し訳なく、新しい住所を伺いましたので、お手紙させていただきます。
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 事務所の前のホテルの桜の木、今年は遅れ気味でしたが、昨日から一気に咲き出し満開です。
 私たちは、偶然ではなく、この大震災、放射能という未曾有の現実に直面しました。
 
 命が咲く、散る、ことを桜の枝を見ながら考えていました。
 
 今日、父の看取りを書いた本、「がんで逝くひと、送るひと」の見本が出ます。大勢の方がご葬儀もできない状況で、私が父のことを悼むことの贅沢に、出版前にあたり、自分勝手なひとりよがりを書いた自己満足なのでは、と落ち込んでいました。
 昨日、ケアマネジャーの方と話し、その方が看取った方の話を様々な事例を伺いながら、大勢の死の中にある、たった一人のかけがえのない死、を薄めてはいけないこと、を思いました。
 私は父という身内ではありますが、一人の死を悼むことは、大勢の方々の一人一人の大切さを忘れないこと、への宣言にしようと思いました。

 今、自分研究講座、カラー心理カウンセラー養成講座を受講されようとする方、この時期にご自分の未来の設計図を描く重要性、それは、今を組み込んだ受け入れた未来のデザインとして、大切な機会と思います。
 未来を、今、手に入れる、そのきっかけに、ご一緒に探求できることに感謝を込めまして。

※お電話の方と話しながら、不合理との闘い、不合理を受け入れられる心の強さを鍛えてきた生き方の勝利、
だなと思いました。そのような自己をつくる続ける生き方の創作へ向かいたいと思います。

by kireijuku | 2011-04-07 11:29

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